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P55A-UD4のユーティリティ・1 (SMART QuickBoostとメモリの設定)

最近手に入れたGIGABYTEのP55A-UD4のユーティリティソフトを使ってみました。

この前組んだH55M-S2HやGA-785GMT-USB3のユーティリティとほとんど同じだけど試してはいなかったので、本格的に機能の探索をするのは初めてです。

まずは SMART6からです。

Smart6

H55M-S2Hを組んだときにも一通り見たけど、DualBIOSくらいしか使える機能は無いと思っていたけど、SMART QuickBoostが意外に使えることが分かりました。

このQuickBoostはOS上でオーバークロックできる機能なんですけど、OS上で設定するオーバークロックのツールって少ししかアップできないものがほとんどです。

ASUSのP7P55DシリーズのTurboV EVOなどがいい例で、ほとんどアップできないから結局BIOSの方で設定しないと大したクロックアップにならないです。

けど このQuickBoostは3.8GHzまでは上げることができます。

3種類のレベルがあって、右端のTwinTurboのボタンをクリックすることによって3.8GHzまでオーバークロックすることができます。

とりあえずTwinTurboをクリックしてみました ちなみにここで使っているCPUはCorei5 750です。

Quickboosttwinturbo

クリックするとボタンの色が明るくなって再起動を促されるので、再起動をかけて多少起動に時間を要しますが、3.8GHzまでアップして起動してきます。

CPUの能力を測るCINEBENCHでテストしたところ、4.69まで行きました。

Cinebenchquickboost

Corei5 750だとノーマルクロックで3.4くらいなので、十分オーバークロックの成果がでてます。

しかも 電圧を1.36Vまでしか上げてないので、非常に安全なレベルで電圧をコントロールしているんじゃないかな。

Quickboosttwinturbocpuz

MSIのP55-GD65に搭載しているオーバークロックボタンのOCGenieでオーバークロックすると、3.5GHzで1.4Vを超えるので それを考えるとかなり優秀だと思います。

Dsci1523  

それと このTwinTurboの設定ではベースクロックを200MHzに固定して3.8GHzまでアップするようになっていて、Corei5 750の倍率は20なのでそのまま乗せてしまうと200MHzx20で4.0GHzになってしまいます。

だから 倍率を20から19に落とすようになっているようです (200MHzx19=3.8GHz)

CPU-Zでも19と出ていますが、念の為BIOSで確認したところ 

P1010761

P1010789

Corei5 750 TwinTurbo設定後BIOS

CPU Clock Ratio [19 x]

BCLK Frequency (Mhz) [200]

200x19になってますね QuickBoostのTwinTurboを実行すると自動でこのベースクロックと倍率に設定されるようです。

ここまでクロックが上がっているのでターボブーストの方も自動的に無効になってました。

違うCPUだとどうなるか気になるところだけど、Corei7 870も同じように200MHzx19に固定されるようなので、Lynnfieldに関しては同じ設定でのクロックアップになるかと思われます。

けど 他のレベルのFasterとTurboはCPUによってオーバークロックする数値が違うようです。

Quickboost

このQuickBoostの画像を見ればわかりますがCorei5 750だとFasterが2.8GHz、Turboが3.0GHzまでのアップだけど、Corei7 870の場合はFasterが3.08GHz、Turboが3.30GHzまで上がります。

これは Fasterが140MHz、Turboが150MHzとベースクロックの固定はTwinTurboと同じですが、CPUの倍率がTwinTurboのように変わらないので、CPUによってオーバークロックされる数値が違うようですね。

倍率20のCorei5 750はFasterが140MHzx20=2.80GHz、Turboが150MHzx20=3.0GHz

倍率22のCorei7 870はFasterが140MHzx22=3.08GHz、Turboが150MHzx22=3.3GHz

となるようです。

P1010782

Corei5 750 Faster設定後BIOS

P1010775

Corei5 750 Turbo設定後BIOS

なので このQuickBoostでのオーバークロックは3種類ともベースクロックは同じだけど、FasterとTurboはCPUの倍率に固定、TwinTurboは違うCPUでもオーバークロックする動作クロックが3.8GHzに固定されるので倍率を変えてオーバークロックされるようです。

まあ FasterとTurboだと大したアップでないから使う人はいないでしょうけどね (*^_^*)

使うとしたらTwinTurboくらいだろうけど、オーバークロックして使う人はほとんどがBIOSで設定するだろうから、やはりOS上で設定するこういうソフトはあまり必要性はないかもしれないです。

けど 自分がこのマザーボードのBIOSでオーバークロック設定をしたら、3.5GHzくらいまでしかうまくいかず、それ以上だとOS起動直前でブルースクリーンで落ちたり、BIOSまで立ち上がらなかったりしました。

電圧の調整はもちろんターボブーストも切ったんだけどうまくいきませんでした。

自分はそれほどオーバークロックの知識がないので、現状ではなにが原因なのかわからなかったんだけど、TwinTurbo設定のBIOSを見てようやく原因がわかりました。

このマザーボードはメモリの設定のSystem Memory Multiplier (SPD)がデフォルトのAUTOのままだとCPUのベースクロックの10倍になるので、CPUをオーバークロックしたときにメモリの周波数が高すぎて不安定になっていたようです。

TwinTurboと同じベースクロックの200だと、200x10でメモリの周波数が2000MHzになってしまいます。

P1010801

使用しているメモリがDDR3-1600なのでこれをAUTOから8.0に変えると200x8で1600になってようやくスムーズに起動させることができました。

P1010803

P1010804

今までオーバークロックしたことのあるマザーボードはメモリを調整しなくても3.8GHzくらいまでなら安定していたけど、このP55A-UD4はこうやってメモリの倍率を変えないと高めのクロックでのアップができないみたいです。

まあ これからは他のマザーボードでオーバークロックする時もメモリに気を配るようにしないとな・・

こんな感じでQuickBoostのおかげでオーバークロックをうまく設定することができました。

なので QuickBoostでオーバークロックしないにしても、こうやって設定だけでも参考になるので、オーバークロック初心者が扱うのに適しているツールだと思います。

もちろんこのツールを利用してオーバークロックして使うのもいいと思います。

メモリの設定やターボブーストのオフは自動でやってくれるし、なりより電圧を盛りすぎないで適度に調整してくれるので、自動で安全な範囲に導いてくれます。

今まで使ったことのあるオーバークロックツールでは電圧をここまで下げてくれるのはありませんでした。

電圧が高いと他のパーツまで逝ってしまうから怖いですからね・・

だから このQuickBoostは今まで使用したオーバークロックツールの中では一番使えると思います。

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